「まさか我が家が泥棒に入られるとは思わなかった、泥棒対策はしているつもりだった、なぜ家が狙われたのか?」
空き巣の被害にあわれた方はこのような疑問や戸惑いを口にしますが、ほとんどの皆様は防犯対策が出来ていなかったと言えるでしょう。防犯対策と言うのは、泥棒を侵入させないよう完全にブロックできるというわけではありません。ですが、対策をしている家としていない家とでは、やはり犯行を行いやすいかどうかという事が決まります。もちろん泥棒はより簡単に侵入できる家を探していますので、侵入しづらい家を作る事が防犯対策となります。

簡単防犯チェックその1:鍵はピッキングに強いかどうか。
防犯対策と言えば、まずは玄関。というのも、マンション・アパート・一戸建ての家、共通して侵入口となり得るのが玄関です。泥棒もプロとなると手早く玄関の鍵をこじ開けたり、ピッキングをし侵入痕を極力残さないようにすることも出来ます。鍵は素人の方から見るとどれも同じに見えるかもしれませんが、知識のある者にとってはどれがピッキングしやすいかはすぐに判明します。特に10年以上前から玄関の鍵が変わりない場合は要注意。ピッキングに弱くもちろん破壊にも弱いです。特徴としては「く」の字状の差し込み穴に鍵はギザギザキー、鍵がリバーシブルでない、などの場合は鍵交換を検討しましょう。鍵交換のほかには、新たに頑丈な鍵を扉にとりつけてツーロックドアにすることが良いでしょう。鍵が2個あるだけで、開けるのに時間がかかってしまう事をアピールできます。

簡単防犯チェックその2:家の回りは外からよく見えるかどうか。
家の回りに高い石ブロック塀があったり木々が生い茂っている事で周りからよく見えない、路地の奥に建っており人目にあまりつかない、といった場合プライバシーを守ることは出来ますが防犯的にはアウトとなります。泥棒に見られないから良いのでは?と思いがちなのですが、泥棒は犯行時に周囲の目を大変気にします。できるだけ隠れた状態で犯行を行える周りからよく見えない建物が好条件となります。石ブロックを低くする、木は出来るだけ家が見える位置に移動させる、もしくは暗がりとなる位置に防犯カメラ(泥棒が見えやすい位置)やライト・音がなるものを設置しましょう。